空間の記憶は、最初の香りで決まる。
私は20代の頃、ある店の入口で足を止めました。
まだ店内は見えていません。
暗い廊下の奥から、
今まで嗅いだことのない香りが漂ってきました。
その瞬間、こう思いました。
「この先には、何があるんだろう。」
その店に入らずにはいられませんでした。
覚えているのは
入口の廊下と、その時の香りです。
人は香りを嗅ぐと
その空間の景色を記憶します。
つまり
香りは装飾ではなく
記憶をつくる装置です。
私たちは、香りだけを売っている会社ではありません。
空間の記憶もつくる会社です。